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iPhone7からiPhone13 miniへと変化して、最もQOLの向上を実感できたのがMagSafeによる充電です。
MagSafeを使ってデスク環境のQOLを最もぶち上げる方法を考え続け、ついに形にできたので公開しようと思います。
簡単に言うと「ぼくのかんがえたさいきょうのじゅうでんすたんど」もしくは「馬鹿のデスクアーム」です。
1万円くらいで作れます。
上から
- ノートPCへドッキングステーション越しに接続するマイク(激安のおまけ)
- iPhone用MagSafe充電器
- ケースでMagSafe対応にしたAirPods Pro 2019用MagSafe充電器
となっています。
充電時はこんな感じ。iPhoneもAirPodsも360度好きに角度を変えられます。干渉しません。
これがマウス付近の空中にあります。
iPhoneは引っ付けたままでも使えるし、通知にもすぐ気づけます。
AirPods Proも定位置にできます。
iPhoneとAirPods Proは入れ替えても充電できますが、特にやる意味はないです。
平行リンク式のアームなので、位置を変えても充電ステーションの角度は一定です。また、関節が負けてカックンと折れることもなく、関節の固さは位置の保持と移動にちょうどよいものとなっています。
そしてマイク付きです。このスタイルですが配信の予定などはありません。
使用時には全てにTyep-Cケーブルが接続されます。
ケーブルマネジメントが必要そうです。
これまでの経緯
最初はケーブルの先に円板が付いているタイプのMagSafe充電器と、MagSafe充電器に加えて底面でも充電できる充電器の2つを購入しました。
ケーブルの先に円板が付いているタイプは、iPhoneにくっついていない状態で机の上に置いておくとケーブルの自重で落ちてきて邪魔です。
僕の充電用ACアダプタ類が机の脚に引っ付いていて、ケーブルが下から上に延びているのが原因の1つです。
しかし、ずり落ちなくなったとしても、置いておくだけで机の上のiPhoneの半分くらいの面積を占領してしまうため邪魔になるのは結局変わりません。
この2in1タイプは上がMagSafe、下がただのQi対応になっている充電スタンドです。
3in1タイプは持ってないApple Watch用の充電器が存在するのが嫌すぎて、どうしてもiPhoneとAirPods Proの2つで綺麗に埋まる2in1が良かった!!!!ということでこれにしました。
デスク上のマウスとキーボードの間にこいつを置いておけば、ズレることも落ちることもなくiPhoneは空中にあり、角度も付けられるし90度回転して横画面にもできるしAirPods Proも下で充電できる(そして安い)という最高のソリューションだと思っていたのですが、そう上手くは行きませんでした。
下のQi充電器がポンコツすぎて、気がついたら充電が停止して電源再投入しないと動かないという現象が頻発(商品レビューにも同じこと書いてあって残念……)したのでこいつの続投は諦めました。上のMagSafe充電は何の問題もなかったんですけどね。
これじゃあ1in1というかただの1です。
こいつは研究室の机に左遷することにして、もう一度卓上MagSafe充電ステーションの構想を練り直すことになりました。
やりたいことを列挙します。
- iPhone13 miniをMagSafeで充電できる
- iPhoneの向きは360度好きなように回転できる
- 手元撮影もできたら便利
- AirPod ProをMagSafeで充電できる
- 充電ステーションは空中に配置して、机の上のごちゃごちゃに影響しないようにする
- マウスとキーボードの間の空間の上部に配置する
- これなら他にも付けられそうなのでマイクも付けちゃう
- どうせマイクを付けるなら完全固定ではなく、クイックリリースプレートで簡単に取り外し、父の書斎を借りる時に持っていけるようにする
加工は面倒くさいので、市販品の組み合わせだけで作り上げます。
土台となるデスクアームは、座椅子で寝ながらiPadを楽しむために買った平行リンク式の姿勢保持アームが良かったので、それと同じものをAliExpressで購入することにしました。
マイクを使うことを考えていたので、マイクアームのセットとして購入します。
AliExpressでこれを買いました。2822円でマイクとアームがセットです。
アームが1.6kくらいなのでマイクは1.2kですかね。マイクは有りさえすればよいのでこれで十分です。
Amazonだとマイク付きで同じのはないようです。マイク用のアームだけ売ってます。
元々持ってるアームと同じなので不安は特にありません。これだけでも十分便利だと思います。
アーム先端部にあるねじは3/8でいろいろ付けられますが、無限に回転する仕様だったので偏心したものを付けるのには向いていません。重力に負けてくにゃっと倒れます。
説明書にスペックらしいのが結構しっかり書いてありました。
音響工学でマイクロフォンの特性を1kHzの純音で調べるみたいなことを習ったので、実際に使われている1kHzに少し感動しています。
しかしこのグラフが何を表しているのかはさっぱりですね。
カメラ用語全然知らないのでこれで知ったんですが、ねじ穴がボコボコ空いてる棒をチーズバーと呼ぶようです。
AliExpressではこれを買いました。783円。Amazonではこれ。
無限に回転されては困るので、デスクアーム先端部にピッタリ嵌る10mm厚のチーズバーへと換装します。
ぴったりです。
締め上げれば結構固く固定できます。
AliExpressでこれを買って2455円です。これまでの部品類の値段と比べると高いんですが、それ相応の質の高さを感じます。
アルミ削り出しであることと、1/4のねじ穴がたくさん空いてて拡張性高そうなのと、剛性が高そうな角度調整部を備えていてしかもそれが3つも付いていたのでこれにしました。
Amazonだと見つからないですね。これだと安いんですが角度調整機能はありません。
角度調整機能は正直趣味でしかないので無くても特に問題はないと思います。
ここで購入するボールジョイントのヘッド径が17mmなのは、車用のスマホホルダーやMagSafe充電器のボールジョイントの規格が17mmだからです。
ねじ径は1/4にしましょう。
カメラマウントによっては、1/4のねじをオスにしたほうが拡張しやすいかもしれません。
AliExpressでこれが273円、これが442円でした。同じの2個買うと送料無料じゃなくなるので別のとこで買ったんですが、長さが違いましたね。配置の都合上むしろ良かったです。
Amazonだと高いですね。
AliExpressでセット買い630円のこれと、前まで車に付けていたのがあったのでそれを使いました。
Amazonでも「車載 magsafe充電器」みたいに検索して、ボールジョイントっぽいやつがあればそれが使えます。安いので問題ありません。
光らないものは恐らく無いので、光が目立たないやつがおすすめです。
マイクをクイックリリースして持ち運べるようにしたいのですが、マイクを保持しているU字型の部品のねじ穴は3/8でした。
そこで、カメラ用のクイックリリースプレートとねじ径変換アダプタを組み合わせて使います。
クイックリリースプレートは、マウント2つとプレート1つを購入します。
AliExpressだとこれで1949円。Amazonでも同じのありますね。
卓上ミニ三脚はとにかく安いやつでバランスが良さそうなやつを買いました。折りたたむと結構コンパクトになるのが良いです。
ねじ径変換アダプタはAmazonでも安いです。多めに持っていても何かの役に立ちそうです。
これでクイックリリースに対応します。
マイクだけ持っていくのも簡単。
ねじを締めて組み立てると完成します。
これは正式な仕様なのか分からないんですが、付属する六角レンチをこの穴に嵌めるとしっかりねじを締めることができます。
こんなフックスパナみたいな使い方アリなんですかね。